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運送業で若手が採用できない原因と解決策|成功した会社の事例

運送業界で「求人を出しても20代・30代の応募が来ない」「面接までたどり着かない」という悩みを抱えている経営者や人事担当者は少なくありません。少子高齢化が進む中、運送業界は特に若手人材の確保が喫緊の課題となっています。本記事では、なぜ若手が運送業を敬遠するのか、その原因を明らかにするとともに、実際に若手採用に成功した企業の事例と具体的な解決策を紹介します。データと実例に基づいた情報をお届けしますので、ぜひ自社の採用戦略にお役立てください。

目次

運送業で若手が採用できない3つの主な原因

若手が運送業に応募しない背景には、業界特有の構造的な問題と、若者の価値観の変化が関係しています。ここでは主な3つの原因を解説します。

業界全体の深刻な人手不足と高齢化

国土交通省の調査によると、トラック運転者の平均年齢は49.9歳(全産業平均43.4歳)と高齢化が進んでおり、29歳以下の若手は全体の約10%にとどまっています。2024年4月からは働き方改革関連法による時間外労働の上限規制が適用され、「2024年問題」として業界全体で人手不足がさらに深刻化しています。

このような状況の中、若手求職者は「将来性のある業界か」「長く働けるか」といった視点で業界を選んでいます。高齢化が進む業界には「若手が少ない=自分が浮いてしまう」という不安を抱きやすく、応募をためらう要因となっています。

若者に根付く「きつい・汚い」などネガティブイメージ

運送業は長年「3K(きつい・汚い・危険)」といったネガティブなイメージが定着しており、若者の間で敬遠される傾向があります。SNS上でも「長時間労働」「体力的にきつい」「事故のリスク」といった声が散見され、実際の労働環境が改善されていても、こうしたイメージが先行してしまっています。

また、Z世代(1990年代後半~2010年代生まれ)は「ワークライフバランス」「働きやすさ」を重視する傾向が強く、業界イメージが悪いままでは、興味を持ってもらうこと自体が困難です。業界全体で情報発信を怠ってきたことも、イメージが更新されない一因となっています。

従来の求人手法では若手層にリーチできない

多くの運送会社は、ハローワークや求人誌を中心とした従来の採用手法に頼っています。しかし、若手求職者の情報収集手段は大きく変化しており、「まずSNSで企業や業界の情報を調べる」という行動が主流になっています。

総務省の調査では、10代・20代のインターネット利用時間のうち、SNS利用が大きな割合を占めており、TikTokやInstagramで企業情報を検索する若者が増えています。ハローワークだけでは若手にリーチできず、「そもそも求人情報が目に入らない」という状況が生まれています。

若手採用に成功した運送会社の実例

ここでは、実際に若手採用に成功した運送会社3社の事例を紹介します。いずれもSNSを活用した情報発信により、若手の応募数増加や採用成功につなげています。

事例1:TikTokで職場の雰囲気を発信し応募30件増加(A社)

埼玉県の中堅運送会社A社は、TikTokアカウントを開設し、「社員の1日」「配送ルート紹介」「休憩時間の様子」など、職場のリアルな雰囲気を伝える動画を週3回投稿しました。

具体的な施策

  • 若手社員が出演し、カジュアルなトーンで仕事内容を紹介
  • 「未経験でも安心」「先輩がサポート」といった不安解消メッセージ
  • コメント欄での質問に丁寧に回答し、双方向コミュニケーション

成果

  • 3ヶ月で応募数が月5件→35件に増加
  • 応募者の平均年齢が45歳→32歳に若返り
  • 採用した20代社員3名が現在も定着

A社の担当者は「求人票だけでは伝わらない『人の温かさ』や『働きやすさ』が動画で伝わった」と語っています。

事例2:先輩社員の1日を動画化し若手の不安を解消(B社)

大阪府の運送会社B社は、未経験から入社した20代社員の1日を密着取材し、YouTubeとInstagramで公開しました。「未経験でも本当に大丈夫か」という若手の不安に応える内容です。

具体的な施策

  • 朝の出勤~配送~帰社までをノーカットに近い形で撮影
  • 研修制度や先輩のサポート体制を具体的に紹介
  • 給与明細や休日日数など、気になる待遇面も開示

成果

  • 動画再生数10万回超、問い合わせ50件以上
  • 「動画を見て安心した」という応募者が8割
  • 未経験の20代を3名採用、全員が試用期間を経て正社員登用

B社は「隠さず見せる」姿勢が信頼につながったと分析しています。

事例3:女性ドライバー活躍の様子を発信し多様化に成功(C社)

福岡県の運送会社C社は、女性ドライバーの活躍を積極的にSNSで発信し、採用ターゲットの多様化に成功しました。

具体的な施策

  • 女性ドライバーのインタビュー動画を制作
  • 「女性も働きやすい環境」として産休・育休制度や時短勤務を紹介
  • TikTok広告で「女性ドライバー募集」をターゲティング配信

成果

  • 女性からの応募が0件→月10件に増加
  • 若手男性の応募も増加(「多様性がある会社」と評価)
  • 女性ドライバー2名採用、SNS投稿も担当し情報発信を継続

C社の取り組みは、地元メディアにも取り上げられ、企業ブランディングにも寄与しています。

若手採用を成功させるための実践的施策

上記の事例から見えてくる、若手採用を成功させるための具体的な施策を3つ紹介します。

SNS(TikTok/Instagram)での職場情報発信

若手求職者は「企業のリアルな姿」を知りたがっています。TikTokやInstagramは短尺動画で職場の雰囲気を手軽に伝えられるため、若手へのリーチに最適です。

発信すべき情報

  • 社員の1日の流れ、仕事内容のビフォーアフター
  • 職場の人間関係、休憩時間の様子
  • 未経験者向けの研修制度やサポート体制

注意点

  • 過度に演出された動画は逆効果(リアルさが重要)
  • 継続的な投稿が必要(単発では効果が出にくい)
  • コメントへの返信など、双方向コミュニケーションを大切にする

SNSは広告費をかけずに始められるため、まずは自社でできる範囲から取り組むことをおすすめします。

働く環境・福利厚生の見える化

若手は「給与」だけでなく「働きやすさ」を重視します。休日日数、残業時間、福利厚生など、具体的な労働条件を明示することが重要です。

見える化すべき情報

  • 月給・年収例(経験年数別)
  • 年間休日数、有給取得率
  • 研修制度、資格取得支援制度
  • 社員インタビュー(働きやすさに関する生の声)

注意点

  • 誇張表現や虚偽の情報は信頼を失う(事実ベースで発信)
  • ネガティブな面も隠さず伝える(後でミスマッチが起きるリスクを減らす)

求人票に書ききれない情報は、自社サイトやSNSで補完しましょう。

採用ブランディングと継続的な情報発信

若手採用は一過性の施策では成果が出にくく、「この会社で働きたい」と思ってもらえる採用ブランディングが必要です。

ブランディングのポイント

  • 自社の強み・魅力を明確にする(他社との差別化)
  • 社員の声や成功事例を定期的に発信する
  • 業界全体のイメージ向上にも貢献する姿勢を示す

注意点

  • 短期間で結果を求めない(認知度向上には時間がかかる)
  • 採用活動だけでなく、既存社員の定着率向上にもつながる視点を持つ

継続的な情報発信により、「若手が働きやすい会社」としてのブランドイメージが確立されていきます。

まとめ

運送業で若手が採用できない原因は、業界全体の高齢化やネガティブイメージ、従来の求人手法の限界にあります。しかし、TikTokやInstagramを活用したリアルな情報発信、働く環境の見える化、継続的な採用ブランディングにより、若手採用に成功している企業も増えています。

重要なのは「若手が知りたい情報を、若手が見ている場所で発信する」ことです。自社に合った施策から始め、継続的に取り組むことで、若手が「この会社で働きたい」と思える環境を作ることができます。採用活動に課題を感じている場合は、SNS運用や採用ブランディングの専門家に相談することも有効な選択肢です。

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進藤 創(Shindo Hajime)

建設業の採用DXとSNSマーケティングに特化したバズアイの採用クリエイティブディレクター。

建設会社・工務店・土木事業者を中心に50社以上の採用改善に従事し、TikTokを活用したショート動画採用導線を設計。スマホ1台で再現可能な採用運用モデルを構築し、求人媒体依存からの脱却・若手応募率向上・採用単価の最適化を支援している。

  • TikTok採用 / 動画求人設計
  • 若手応募導線(LINE・SNS連動CVR設計)
  • 施工管理・現場系の採用戦略
  • SNS運用代行 / 企画〜編集〜投稿PDCA

執筆スタンス

現場で通用する施策のみをデータで公開し、机上の理論ではなく現場に落ちる再現性を最優先とする。

荒木 雄登(Araki Yuto)

SNS領域で年間120社以上の改修を担当してきたSNS設計スペシャリスト。

建設業・製造・物流領域のSNSと媒体改善に精通し、求人×SNS採用の運用基準を監修。本記事の内容が実務・成果・再現性の観点で適性を持つことを検証。

数値根拠・再現性のエビデンス

本記事で示している応募率・採用単価・初期成果の数値は、複数の建設会社アカウントのデータを集計し傾向を分析した値です。

参考指標(平均〜上位事例)
  • 5万再生=平均応募1〜3件
  • 20代比率=応募の約7〜8割
  • 採用単価=媒体の1/3以下に圧縮可能
  • 初回応募発生=最短2週間の実例あり

※保証値ではなく、投稿頻度(週3〜5)×導線設計×現場の見える化が揃った場合の傾向値。

運用体制・品質担保プロセス

成果の再現性を確立するため、以下の運用フローで品質を統一しています。

  • 棚卸しシート作成(魅力の言語化)
  • 撮影/企画テンプレート設計(属人性排除)
  • 明るさ・構図・セリフ設計など撮影ガイドライン化
  • 編集チェック(情報密度/テンポ/視聴維持率)
  • 初期30日でPDCA→成功角度の型化
  • LINE誘導率・問い合わせ導線を定量測定

属人的な“センス依存”にせず、誰が運用しても成果が再現しやすい設計として管理している。

情報の取り扱いと免責

掲載している成果・データは支援実績に基づきますが、効果の大小は企業の条件・施工内容・職種により変動します。導入判断には無料診断をご活用ください。

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